PR この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
はじめに
皆さん、こんにちは!もう6月、沖縄はどんどん暑さが増しています。こんな炎天下に畑作業をするのはさすがにしんどいですが笑、涼しくて豊作だった時期が恋しくなったので、今回は秋冬〜春の畑の振り返りをお届けします!
前回の記事では、ベランダプランター栽培の2025年秋〜2026年春シーズンを振り返りました。
今回はその畑編です!
畑を借り始めたきっかけ
プランター栽培だけでは物足りなくなってきた2024年6月、「畑でやりたい!」という気持ちが抑えられなくなって、ネットで一生懸命探し始めました。すると運よく、家から車で5分のところに農業体験塾を発見!しかも私がやりたいと思っていた自然栽培をメインとした体験塾だったので、自分の運の良さに心から感謝しました😊
農業体験塾ってどんなところ?
借りているのは3m×5mの約4.5坪のスペース。化学農薬・化学肥料の使用は禁止で、自然栽培・有機栽培で野菜を育てます。
講師の方がいて勉強会もあり、月2回は畑で直接質問もできます。ただし管理は基本的に自分でする形です。水タンクは用意されているのですが、私の区画からは少し遠いので、ほぼ雨任せ+自分でペットボトルに水を入れて持参するスタイルで乗り切っています笑
最初から畝が3本(0.7m×5m)作られた状態でスタートできたのも、初心者にはありがたかったです😊
それでは、今シーズンの畑の振り返りをどうぞ!
今シーズンの成績一覧
まずは今シーズンの畑の成績をざっくりまとめます!
| 野菜 | 評価 |
|---|---|
| ジャガイモ | ◎ |
| レタス類 | ◎ |
| ニンジン | ◎ |
| キャベツ | 〇 |
| タマネギ | 〇 |
| ハクサイ | × |
| ダイコン | × |
◎…大成功! ○…まあまあ △…いまいち ×…失敗
プランター編と比べると、全体的に◎と○が多くて手応えのあるシーズンでした😊
一方でハクサイとダイコンは害虫に大苦戦。土づくりの課題も見えてきたシーズンでもありました。
詳しくは各セクションで振り返ります!
今シーズンの土づくり
今シーズンは、主に2024年に作った菌ちゃん畝をそのまま使う形で栽培しました。
ジャガイモを植えた畝以外の2畝は2025年は特に手を加えず、前年に作った畝をそのまま活用しています。
「そもそも菌ちゃん畝って何?」という方のために、簡単にご説明します!
菌ちゃん畝とは?
菌ちゃん農法の核心は糸状菌がたくさん増える畝づくりにあります。基本的な手順はこちらです。
まず幅130cm・高さ45cmの畝を立てて、落ち葉・木の皮・もみ殻などの比較的固い有機物を5〜10cm積みます(草はここでは使いません)。もし丸太があれば畝の外側に置いてから土を盛ると、より長持ちする畝になるそうです。
次に表面10cmほどの土とエサを混ぜて、20cm程度の「エサ+土の層」を作ります。土とエサを混ぜることでエサが適度な湿度を保ち、糸状菌が増えやすい環境になります。その後たっぷり水をかけるか雨に1日当ててからマルチをかけ、重石を置いて空気穴をあけ、3ヶ月放置すれば植え付け準備完了です。この3ヶ月の間に糸状菌がたくさん増えていくのです。
一度しっかり作れば、あとはエサを補充するだけで畝をずっと使い続けられるのが菌ちゃん畝の魅力です😊
私の畑の土:クチャとの格闘
ここで立ちはだかったのが、沖縄特有の土壌「クチャ」です。弱アルカリ性でミネラルが豊富という特性はあるのですが、一言で言うと陶芸用の粘土レベルのねっとり具合笑。私の父が陶芸をしていたので、マジで家に積まれてあった粘土かと思いました。乾くと固くてなかなか砕けないほどで、重さも相当なものです。
菌ちゃん畝の本来の高さは45〜50cmですが、この重い土を45cmも積み上げるのは万年運動不足・パワーなんてほぼ無い私には不可能でした笑。「完璧にはできないけど、できる範囲で近づけよう」という方針で、結局幅70cm・高さ35cmほどの畝に落ち着きました。


今回使ったエサの材料
本来の菌ちゃん畝は落ち葉や木の皮をメインのエサにします。ただ、近くに山や山を持っている主が知り合いにいなくて、これらを大量に調達するのが難しいため、以下の材料を組み合わせました。
- もみ殻:フリマサイトで調達
- 竹炭:同じくフリマサイトで調達
- バガス(サトウキビのカス):農園に積んであったものを自由に使用
ちなみにバガスは後から調べると落ち葉・木の皮には該当しないことが判明…笑。試行錯誤しながらの土づくりでしたが、「悪くはないけど不十分」という結果につながったのかもしれません。
大成功!ジャガイモ
今シーズンの畑で一番の成功を収めたのがジャガイモです!
育てたのはキタアカリ・レッドムーン・ながさき黄金の3品種。地元の種苗店で購入しました。
ホクホク系・しっとり系をバランスよく揃えたかったこと、そして知り合いの家庭菜園好きが美味しいと言っていた品種を選んだのがきっかけです。ながさき黄金については、本当はインカのめざめが欲しかったのですが手に入らず、後継種にあたるこちらを選びました😊
米ぬかでそうか病対策!
今回特にこだわったのが土づくりです。農業雑誌「現代農業」でそうか病対策には米ぬかをたっぷり入れると良いという記事を読み、ぜひ試してみようと思いました。ジャガイモ専用の畝1本に米ぬかを約5kg畝全体にまいてマルチをかけ、1ヶ月ほど寝かせてから植え付けました。
現代農業の公式サイトにも少しだけ内容が公開されています→https://gn.nbkbooks.com/?p=50027
前年との比較が歴然!
実は前年も畑でジャガイモを育てたのですが、養分が足りなかったためか葉っぱも小さく株全体がずっと貧弱な感じで、モザイク病にもかかり、あまり収穫できませんでした。

今年はというと、どの品種もぐんぐん育ってくれて大収穫!米ぬかパワーがかなり効いたのではないかと思っています😊 少しモザイク病などの病気も見られましたが、十分良い芋がどっさり獲れました。
そうか病も全く見られなかったのも大満足です。

次シーズンへの反省点
ひとつ悔やまれるのが芋の緑化です。浅植えにしたので収穫は楽だったのですが、マルチの下とはいえ芋が土の表面に出てしまい、日光に当たって緑化して食べられないものがちらほら出てしまいました💦
緑化した芋にはソラニンという毒素が含まれるので食べられません。
次回はマルチの穴に土をしっかり詰めて日光を遮る管理を徹底しようと思います!
種芋はネットでも購入できます。人気商品なのでぜひ早いうちにチェックしてください。
よくできた!レタス類
育てたのはチマサンチュとサニーレタス(苗で購入)の2種類です。
レタス類は本当に優秀な野菜で、今シーズン母親に一番喜ばれたのがこれでした笑。苗を植え付ければ最短1ヶ月で収穫でき、食べたい分だけ外葉からちぎって収穫できるので、家庭菜園初心者にも超おすすめです😊
冬は家でおうち焼き肉を月1ペースで楽しんでいたのですが、自家製チマサンチュとサニーレタスに肉を包んでもりもり食べるのが最高でした!焼肉屋さんで頼むとけっこう値段がしますもんね笑。
畑に隙間があれば積極的に植え付けて、長期間にわたってたくさん収穫できたのも嬉しかったです。

栽培も手がかからず、病気や虫の被害もほとんどなし。
コスパ・使い勝手・育てやすさの三拍子が揃った、家庭菜園の優等生だと思いました✨
今回は苗を植え付けましたが、種からでも簡単に苗を作れます。一押し品種はこちらです。
やっぱり良かった!ニンジン
畑でも安定して活躍してくれたニンジン。育てたのは濱美人と京くれないEXの2品種です。
濱美人はプランター栽培に引き続きの登板。京くれないEXはタキイ種苗のファイトリッチシリーズのひとつで、赤い色と細長いフォルムが特徴です。リコピンとカロテンを豊富に含む栄養価の高い品種で、見た目のインパクトもあって選びました😊
手をかけなくてもどっさり収穫!
少し間引きをした以外はほとんど手入れせず、虫にも病気にもやられずにどっさり収穫できました。やっぱりニンジンは私と(というか土壌と?)相性がいいみたいです笑
食卓と食糧自給率への貢献
いつもお弁当に野菜と豆腐の具だくさん味噌汁を持っていくのですが、しばらくの間は畑で収穫したニンジンを使い続けることができました。少しだけ家の食糧自給率が上がって、理想の生活に近づけた気がしてじわじわと嬉しかったです😊
(たくさん収穫できたのに、なぜか間引き菜の写真しか残っていませんでした…。ショック泣)

甘みの課題は引き続き
プランター栽培と同様、ニンジン特有の風味はしっかりありましたが、スーパーで売っているような甘みをあまり感じられませんでした。今年は甘いと噂の別の品種も試して、理想の味に近づけてみようと思っています!
虫にやられたけど食べられた!キャベツ&ブロッコリー
このセクションではキャベツとブロッコリーをまとめてご紹介します。
キャベツ
品種はとくみつ。甘い品種とされていて、地元の種苗店で苗を購入しました。
個体によって成長にばらつきはありましたが順調に成長。ただ収穫時期にモンシロチョウの幼虫がちょろっと付いてしまいました。雨水以外何も与えていない無肥料の状態でしたが、なんとか食べられる範囲内で収穫できました😊

えのきブロッコリー
実はブロッコリーの緑のもしゃもしゃ部分(つぼみ)が苦手な私笑。でも芯は食べられるということで、太い芯部分を楽しめるえのきブロッコリーを雑誌で見て育ててみました!


こちらもキャベツ同様に個体差はありましたが順調に成長。キャベツと比べて青虫が付きにくく、少しモンシロチョウの幼虫がちょろっと付いた程度で済みました。雨水以外何も与えていない状態でもしっかり育ってくれて、ブロッコリーの方が無肥料・地力の少ない土壌では育てやすいなと感じました。
どちらも美味しくいただきました😊
今回使った品種の種はこちらです。
まあまあ収穫できた!タマネギ
今シーズンはQちゃん(セット球)とソニック(種から育苗)の2品種を育てました。
畑で家の食糧自給率を上げる一環として、ニンジン・レタスと並んでタマネギは大事な作物だと思っています😊
品種選びのポイント
沖縄で一番向いているタマネギは極早生品種です。涼しい時期が短い沖縄でも球がしっかり太り、涼しいうちに採り切れるのが魅力。Qちゃんはまさにその代表格です。
一方でタマネギは晩生品種ほど貯蔵に向くという特性があります。そんな中ソニックは早生種でありながらある程度の貯蔵ができるのがメリット。「沖縄でも早生種ができるのか?」という実験も兼ねて育ててみました笑
Qちゃんのセット球はネット販売はありませんでしたが、他にも良い品種があります!
【ホームたまねぎ】 球根 100g 国産(茨城県産) (植え付け時期10月中旬まで) 価格:898円 |
ソニックの育苗で学んだこと
ソニックは種から苗を作って植え付けました。最初は9月上旬に25Lのプランターに種をまいたのですが、9月はまだまだ暑く土が乾きにくかったためか枯れてしまいました💦
気を取り直して9cmロングポットに種をまき直して育苗したところ、これが大成功!ポットでのネギ類育苗、水管理がしやすくてかなりおすすめです😊 直径6〜7mmほどになったところで畝に植え付けました。

5月の収穫結果
QちゃんもソニックもGW頃に収穫しました。
ソニックは玉の太りがいまいちでした。雨が少ない時期もあったので水不足も影響したのかもしれません。


Qちゃんはやはり球がよく太ります!たまにびっくりするくらい大きい玉が出てくることもあって嬉しかったです笑。ただ個体によるばらつきもあったので、もう少し地力が必要なのかもしれません。
(肝心の収穫したところの写真がありませんでした…。)
手強かった…ハクサイとダイコン
今シーズン最大の悔しい結果がこの2つです。
ハクサイ
育てたのは新理想とCRお黄にいりの2品種です。
日本農林社 ノウリン交配 ハクサイ 新理想 ペレット種子 約100粒 【郵送対応】 価格:550円 |
最初はスムーズに大きくなっていたのですが、結球が始まった頃からキスジノミハムシによる食害(小さな穴がぽつぽつ)が目立ちはじめました。
対策として畝の側にエンバク(ネグサレタイジという品種)を点々と植えていました。エンバクはバンカープランツとして活用しました。バンカープランツとは、あえて害虫を集めることで害虫の天敵(益虫)を呼び寄せ、その益虫のすみかにする植物のことです。育てたい作物に害虫がやってきても、近くのバンカープランツに住み着いた益虫が食べてくれるという仕組みです。キスジノミハムシ対策として取り入れてみたのですが、残念ながらあまり効果は見られませんでした。
それでもしっかり結球して、なかなか良いサイズにまで育ってくれたのですが……そのタイミングで今度はアブラムシがびっしりついてしまい、とても食べられる状態ではなくなってしまいました💦


「うっわ…。」と思ったのですが笑、そこで嬉しい出来事が!アブラムシを食べるテントウムシがたくさん出現したんです。テントウムシは有名な益虫。せっかく増えてくれたテントウムシに居ついてほしくて、なかなかハクサイを片付ける気になれませんでした笑
ただ農園の管理者さんから「虫にやられている作物は片付けてください」と全体に連絡が来てしまったので、速やかに片付けました。悲しかったです💦 せっかく増えたテントウムシを自分の区画で温存できる仕組みができないかと今でも考えています。こちらも今後の研究対象ですね笑
ダイコン
育てたのは味短歌と紅くるり。プランター編でも育てた品種です。
こちらは本葉が数枚の段階からキスジノミハムシの食害が見られ、葉っぱがなかなか増えず、ミニダイコンを植えたにもかかわらず超ミニミニサイズのまま終わりました笑
ニンジンで挟むようにして畝の真ん中で栽培したのですが、ニンジンが元気なのに明らかに調子が悪いダイコン…。しょうがないけど、悔しかったです。


失敗の原因を考える
マルチをしていても畝の表面とマルチの間に隙間があると、その空間が熱風になってしまったり、畝が乾きやすくなって糸状菌が死んでしまったりしていたのかもしれません。そこそこ穴をあけていたつもりでしたが、雨任せだったこともあって水不足で野菜が弱ったところに虫がやってきてしまったのかなと考えています。
次シーズンへの対策
今年はまず2025年にサボっていた土づくりをしっかりやることが最優先課題です。また、はじめのうちはどうしても虫がやってくることもあるので、目合いの細かいネットを被せるのもアリだと思っています。そりゃ自然菜園の本や雑誌にあるようにネットなどの資材を使わない方が理想なのはもちろんなのですが、「美味しい野菜が収穫できた!」という成功体験を積んでモチベーションを上げるためには必要だと感じています。やっぱり収穫できると嬉しいですもんね笑
次シーズンの土づくり作戦
今シーズンの反省を踏まえて、次シーズンは土づくりの方法を大きく変えることにしました。ひとことで言うと、落ち葉・木の皮をエサにした菌ちゃん畝から、草をエサにした菌ちゃん畝へのシフトです。
なぜ草の菌ちゃん畝に変えるの?
理由はシンプルで、私の状況に合っているからです笑
落ち葉や木の皮は、私にとっては大量に調達するハードルが高い素材です。人によっては公園の清掃で集めたり私有地の木から調達できたりするかもしれませんが、それが難しい方も多いのではないでしょうか。またオフシーズンの夏場に畝づくりをしたいのですが、死ぬほど重たいクチャ(粘土質の土)で高さ45cmの畝を作るのが体力的にしんどすぎます笑。一方で農園の周りには雑草がたくさんあり、農園でも自由に使える雑草ロールを置いてくれているので、材料を別途調達する必要もありません。
草の菌ちゃん畝なら高さ15〜20cmで大丈夫で、マルチも不要。現時点でもある程度畝の形はできているので、あとは草を20〜30cm積んで放置するだけです。労力が少なくて済む方法に切り替えるのは大正解だと思っています😊
草の菌ちゃん畝の作り方のポイント
草は土と混ぜずに土の上に積むのがポイントです。混ぜてしまうと枯草が腐りやすくなり、かえって害虫を呼んでしまう恐れがあります。
しっかり作りたい場合は積み方にも工夫を。分解がゆっくりなイネ科の固い雑草を下に、腐敗しやすい柔らかい草を上に積むことを意識すると良いそうです。生の草も積んで大丈夫ですが、一番上に乗せるのがコツです。
今シーズンの悔しい結果を糧に、来シーズンはこの新しい畝でリベンジしたいと思います!
まとめ&次シーズンの目標
畑1年目(2024年)と比べると、今シーズンはジャガイモ・レタス・ニンジンと成功体験が増えてきて、確実に前進できたシーズンでした。
今シーズン一番印象に残ったのはやはりジャガイモです。菌ちゃん畝は米ぬかや油粕といった有機資材をあまり使わないのが基本なのですが、米ぬかをたっぷり使った畝でジャガイモがどっさり収穫できたことはとても印象的でした。「米ぬかを使ったらこんなにしっかり育つんだ!」という驚きと同時に、理想の無肥料・自然栽培に近づけるためには、時間をかけるか、菌ちゃんのやり方を徹底的に真似ることが大事なのだなと改めて実感しました。
次シーズンの目標はこちら!
- ハクサイ・ダイコンのリベンジ(今度こそ収穫まで辿り着く!)
- ニンジン・タマネギ・ジャガイモをより美味しく、たくさん収穫できるように
菌ちゃん農法や自然栽培はとても奥が深い農法ですが、うまくいったら無敵だと思っています笑。自分なりに無理のないやり方を見つけることが大事ですし、その方が長く楽しめます!
お互い、自分の理想の菜園を実現できるよう頑張っていきましょう😊
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


コメント