【家庭菜園】ハクサイをプランターで無農薬栽培!菌ちゃん農法でアブラムシ知らずの育て方実践記録

菌ちゃん農法

1. はじめに

2024年の秋、家のベランダでハクサイ栽培に再チャレンジしました。
実は前年も自然栽培(無農薬・無肥料)で挑戦したのですが…

アブラムシが大量発生して大失敗!

昨年育てたハクサイ。アブラムシでびっしり泣
昨年育てたハクサイ。アブラムシでびっしり泣

葉の裏までびっしり付き、数十分洗っても取りきれないほどの数。なんとか洗い終えて作ったスープにもアブラムシが浮いており、まさに惨劇でした…。がんばって育てたのに、とっても悲しかったです。

そんな中で知ったのが、菌ちゃん農法
同じく無農薬・無化学肥料なのに、「虫に食われにくい野菜づくりができる」という特徴があると知り、
「ぜひやってみよう!」と強く思いました。

しかも今回は、プランター栽培で挑戦。
この記事では、菌ちゃん農法の簡単な概要とともに、苗の植え付けから収穫までのリアルな記録をお届けします!

【画像】ミニハクサイ栽培の記録  この記事ではこの流れで栽培記録をお届けします!

2. 菌ちゃん農法とは?

菌ちゃん農法とは、「菌ちゃん先生」こと吉田俊道(よしだ としみち)先生が提唱している、
無農薬・無化学肥料で野菜を育てる農法です。

ざっくり言うと、流れはこんな感じ:

  1. 土の表層に有機物(刈り草・落ち葉・もみ殻など)をたっぷり入れる
  2. 土の中に「糸状菌(しじょうきん)」をドカドカ増やす
  3. 糸状菌が広がったら、野菜を植えて育てる

この「糸状菌」という菌が、有機物を分解しながら他の有用な微生物も増やし、
さらに野菜の根っことつながって、菌のネットワークを作ってくれます。

このネットワークにつながった野菜たちは、土の中の養分・ミネラル・水分をしっかり吸収できるようになり、
虫や病気に負けない元気な野菜に育っていきます。

つまり、微生物の力で自然と野菜が強くなり、農薬も化学肥料も必要なくなる――
それが菌ちゃん農法のすごいところなんです。

今回は吉田先生の著書やYouTube動画を参考に、
アブラムシだらけになった悲しい記憶を払拭すべく、
プランターでのハクサイ栽培に挑戦しました!


3.菌ちゃん農法での土づくり|プランター栽培の準備方法

準備するもの

○ プランター

  • 使用したのは 70Lプランター
    (ベジタブルプランター深型650/ベジタブルグリーン/アイリスオーヤマ)
     → 底が深く、たっぷり土が入るタイプがオススメです。

○ 土(肥料分のない土)

  • 私は無肥料で人気の「金の土」をベースに、以前 野菜を育てた土をそのまま使いました。
     🌱 ポイント:お好みの培養土でもOKですが、一度お花や野菜を育てた“使い古しの土”を、
            肥料を足さずに再利用してください。

○ 資材

  • マルチ:沖縄の夏はとにかく一日中暑いので、地温が上がりにくい銀マルチを使用しました。
  • 枯れ葉・枯れた雑草:家の庭でかき集めました。
  • もみ殻:本来は2〜3か月雨ざらしにしたものが理想ですが、近所で手に入らず……。
    (沖縄で稲作をするのは一部の地域だけ。私の地元には田んぼはありません💦)
     → メルカリで新品のもみ殻を大量購入して使いました!

いざ、土づくり!

枯れ草・もみ殻を入れる
 → 植物を育て終わったプランターの土の上に、
  水で軽く湿らせた枯れ葉、枯れた雑草、もみ殻
  プランターいっぱいになるまで山盛りにのせます。

            ⬇

土をかぶせる
 → 草が見えなくなるくらいまで、まんべんなく土をふりかけます
  🌱 しっかり覆うことで、微生物たちが活動しやすくなります。

            ⬇

水をかけて湿らせる
 → 全体にたっぷり水をかけて、湿った状態にします

            ⬇

マルチをかぶせて穴を開ける
 → 銀マルチをかぶせ、通気用に数か所穴を開けます

もみ殻投入
もみ殻入れて…
枯れ葉投入
枯れ葉を積んで…
枯草投入
枯草入れて…
土をかぶせる
土をかぶせて、少し水やり&マルチ張り

そして…「3ヶ月待つ!」

この3ヶ月のあいだに、土の中で糸状菌がじわじわと増えていきます。
プランターでも、草や落ち葉をエサにして菌ちゃんたちが土を育ててくれるんです。

ちょっとした裏ワザ(早く菌を増やしたい方へ)

以下のような工夫をすると、糸状菌がより早く増えやすくなります:

  • キノコの廃菌床を混ぜる(キノコも糸状菌の仲間です)
  • すでに糸状菌がついている有機資材を使う
     例:雨ざらしにして数ヶ月経ったもみ殻や竹など

4. ハクサイ苗の植え付け方法|菌ちゃん農法のポイントと手順

12月31日|育てた苗の様子

自分で育てたミニハクサイの苗。品種は「CRお黄にいり」。
自分で育てたハクサイの苗。

今回植え付けたのは、自分で種から育てたハクサイの苗です。
・品種はCRお黄にいりというミニハクサイ。
タキイ種苗の品種で、600g〜1kgほどになり、通常の栽培だと苗を植えてから約40日で収穫できます(タキイ種苗公式カタログより)。一般のハクサイの1/3〜1/2程度の大きさなので、使い切りサイズなのも嬉しいポイント。鍋にもサラダにも使えます。
・サイズはおよそ6cm×6cmほどの小さな苗
1ポットに2株ずつ育っており、そのまま2株セットで植え付けました
 → 欠株(植えても苗が枯れちゃった場合)を防ぐためです
・本葉は3〜4枚程度

育苗には「金の土」を使用しました。
無肥料なのに育ちが良くて、お気に入りの土です。

植え付け前の菌ちゃんプランターの様子と下準備

プランターに糸状菌が増えている様子。
マルチ張り直し。
株間は大体20cm。ミニハクサイ4株とレタス(美味タス)2株をコンパニオンプランツとして植え付けます。

・プランターを仕込んでから約3ヶ月後
 中には白く細かな糸状菌がところどころに見られました!

・草やもみ殻のかさが減っていたため、
 枯れ葉・もみ殻・肥料分のない土を補充して、再びプランターいっぱいの状態に。

・その後、銀マルチを張り直し、
 ハクサイとレタス用の植え穴をあけて準備完了

植え付けの手順

植え穴の草・もみ殻を軽くよける
(※取り除かず、穴の中でよけるだけでOK)

穴に水を注ぎ、しっかり湿らせる

水が引いたら、穴の底を平らにならす
→ 底が平たいもので軽く押さえ水分が底から上がりやすい状態にします

苗をそっと穴に落とす

苗のまわりを肥料分のない土で埋める
分解中の有機物が苗の根に直接ふれないようにするのがポイントです。

仕上げに軽く水やり

①穴をあける
中の有機物たちをよけて…
③
底が平たいもの(今回はステンレス土入れ)でトントン
⑤
土で穴と苗の隙間を埋めます。
②
穴に水を注ぎます(上呂口が見切れております…)
④
苗を穴の中に入れます(置きます)。


手順は前後したりしましたが、大方このような感じで植え付けました。
上手く根付いているか、、、祈るばかりでした。

5. ハクサイの成長記録|菌ちゃん農法×プランター栽培の実例

1月15日|しっかり活着&間引き

1/15の様子①
しっかり活着している模様。
1/15の様子②
間引くにはちょっと大きいな…。

植え付けから約2週間後、苗はしっかり活着していました!
本葉はすでに8枚ほどに増え、プランターの中はぎゅうぎゅうに。

このタイミングで間引きを実施
本来はもっと早めにしておくとよかったかもしれません。

🌱 間引きのポイント:

  • 胚軸(茎の根元)が曲がっている株を抜き、
  • まっすぐ元気に立っている株を残しました。

間引いた葉っぱは味噌汁に入れて美味しくいただきました。

1月23日|株がぐんぐん成長!

1/23の様子①
かなり大きくなっている…!
1/23の様子②
葉っぱも増えてそろそろ巻くか…?

さらに1週間後、葉の数も株のサイズもひとまわり大きくなってきました!
間引き以降は特別な手入れはせず、基本は水やりのみ

水やりのポイントは、「毎日ではなく少ししおれた時に」。
その際、光合成細菌を1000倍に薄めた水をまいています。

🧪 光合成細菌とは?:
光合成細菌は、菌自体がアミノ酸をたっぷり含む天然の肥料分になるほか、植物の免疫力や根張りをサポートしてくれ、味の良い作物を作ると言われています。
さらに糸状菌との相性も良く、菌ちゃん農法と組み合わせたら良い効果が出るのでは⁉と思って使ってみました。
ただ正直なところ、今回は週1回ペースで継続できなかったこともあり、効果がはっきり実感できたかは微妙なところ…。次回はもう少しこまめに使ってみようと思っています!
詳しい使い方や効果はまた別の記事でご紹介しますね。


このように、最低限のお世話でも元気に育っている様子に驚いています。
菌ちゃん農法+光合成細菌の相乗効果かもしれません✨

6. ついに収穫!その結果は?

第1回収穫(2月20日)

種まきから約70日。ついに待ちに待った初収穫です!

初収穫!
初収穫!ちゃんとハクサイの形になっている!

巻きもばっちり、押しても空洞がなく、これはまごうことなきハクサイです!
一番大きく育っていた株を1つ収穫しました。

初収穫のハクサイ①
いいサイズ感✨
初収穫②
重さは544g。ちょっと小ぶりか…?
  • 重さ:543g(外葉を取りすぎたかも…?)
  • 見た目:やや小ぶりだけど、しっかり巻いていて◎
  • 虫の被害:断面を切ってもアブラムシゼロ!すごい…!

気になった点としては、芯の先端が少し茶色くなっていたこと。今後の観察ポイントに。

初収穫③
葉っぱの間にいることが多いのに…いないだと…⁉ すごい…!
初収穫④
芯の先が茶色がかっているのが気になる。

第2回収穫(2月24日)

この日は2株を収穫!
どちらもアブラムシの被害は一切なく、状態良好でした。

2回目収穫①
こちらも葉っぱがしっかり詰まっている模様✨
2回目収穫②
1個目677g
2回目の収穫②
2個目867g
  • 重さ:677g867g
     (※タキイ種苗さんの商品ページによると、標準サイズは600g〜1kgとのこと。
    ちょうど良いサイズ!)
  • 見た目:どちらもずっしりしていて立派
  • 気になる点:前回同様、芯の先端が少し茶色くなっていた

第3回収穫(3月12日)

最後の1株を収穫!外葉は元気でアブラムシもいなかったのですが…

3回目収穫①
外側は良いのだけれども…泣
3回目収穫②
中が茶色く変色してます。しかもスカスカ…トホホ…。

収穫後に中を確認すると、芯のあたりが茶色くしぼんでいて、やわらかくなっていました。
少し別の虫食いのような小さい穴も見られます…
残念ながら、今回は食べるのを断念。

症状を調べたところ、「芯腐れ症」という生理障害の可能性が高そうです。

  • 原因として考えられるのは:
     → チッソ過多(菌ちゃん農法では可能性低)
     → 一時的な過乾燥(マルチをすると思ったより乾いているのか分からない…。)

思い返せば、3月の頭に胃腸炎で寝込んでいて水やりを怠ってしまった時期があり…
もう少し観察してあげればよかったと反省しました。

収穫を終えての感想

とはいえ、昨年の大問題だったアブラムシが1度も発生しなかったのは本当にびっくり!
菌ちゃん農法の効果、恐るべし…。

収穫したハクサイはすべてお鍋にして家族で美味しくいただきました🍲
やわらかくて、えぐみがなくて、ほんのり甘さもあって◎
今年の沖縄は例年より寒かったこともあり、最高の鍋ライフになりました✨

7. プランター×菌ちゃん農法の感想と学び

一言でまとめるなら、
「菌ちゃん農法は本当に効果あり!ただし課題もある

菌ちゃん農法を初めてプランターで実践してみて、昨シーズン(自然栽培)との違いに驚きました。

比較項目昨シーズン(自然栽培)今シーズン(菌ちゃん農法)
虫の被害アブラムシ大量発生虫食い少・アブラムシほぼなし
水分管理コントロールしやすい乾いていても分かりにくい
病気特になし芯腐れ症が発生

同じ無農薬・無肥料でも、土が違えば結果が違う。
これはまさに、3ヶ月かけて土を育てたからこそ得られた実感です。

ただ、課題もありました。
今回発生した「芯腐れ症」は、水切れやアンモニア態チッソ過多が原因と言われています。
肥料は入れていないので、おそらくは糸状菌の量が十分でなかったことや、水やりのタイミングが影響したのかもしれません。

特にプランターでは水の管理が難しいことを痛感しました。
今後はもっとこまめに様子を見て、水分や土の状態に気を配っていきたいです。

8. まとめ

今回のベストショット
ハクサイってお花みたいで可愛いですよね。

プランターでも、ここまで立派なハクサイが育ったのは驚きでした。
自然の力と微生物の働きを信じて土を育てれば、野菜はちゃんと応えてくれる。
菌ちゃん農法って、本当にすごいですね。

昨年の失敗(アブラムシ大発生)があったからこそ、
今回のように無農薬で虫の被害もなく、美味しいハクサイを収穫できたのは本当にうれしかったです。

沖縄の冬は本土ほど気温が下がらないため、アブラムシが一年中発生しやすい環境です。
そんな沖縄の冬でも、今回はアブラムシがほとんどつかなかったことに、個人的にはとても価値を感じています

今後も落ち葉やもみ殻を足して、土の中の糸状菌を育て続けていきたいと思います。
来年は、もっと良いハクサイが育ちますように✨

ぜひ皆さんも、プランターからはじめる菌ちゃん農法にチャレンジしてみてください🌿

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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